片想いはイヤ!



・・・うっ・・・ひっく。

・・・・・ひっく・・・・。



「なんでこんなことするの!?」


「・・・・・・」


「サイテー!!!」



バシンッ!! 



思い切り
頬を叩いて逃げ出した。



最低。


最悪。


ろくでなし男。



それでも残る
唇の危険な香り。



そして封印しようと
思っていた想い。



お願いだから、
開かないで!!


無理矢理
こじ開けないで!!



この前
鍵を閉めたところだから。



こんな関係はいらない。


欲しいのは
あなたの恋人の位置。


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