-恐怖夜話-
『私は、殺されたの。その人、峰岸東悟に』
「え?」
単純なはずの言葉の断片が、頭の中で上手く意味をなさないもどかしさ。
ううん。
意味は分かっている。
でも、信じたくない――。
だって、
誰に、誰が、
「……コロサレタ?」
つぶやき漏らした言葉の欠片が、じわじわと心の隅を蝕んでいく。
「やめろっ、香織、耳を貸すんじゃない!」
何?
何で、そんな怖い顔をするの東悟?
混乱している私の脳裏に、一つの映像が浮かんだ。