先生が好きです
先生とはあれ以来何もなかったように

接している。

立花さんにお礼の意味でチョコを

挙げたかったのだが、忙しく会えない

と言われた。

先生にチョコをあげたいけど、

女子の数が多くあげれなかった。

仕方なく職員室の先生の

机において帰った。

先生との思い出がだんだん

なくなって行くよ。

その日の晩に立花さんから

電話があった。

父に頼んでチョコを渡してもらった。

「園子様。チョコありがとう

ございます。美味しく頂きました。」

「いいえ。お礼です。今まで

ありがとうございました。」

「いいえ私は何もお役に立って

立っておりません。」

「卒業したら、直ぐに相手に

会うことになりました。」

「そうですか。私の電話もこれが

最後になります。お相手が会うまでの

約束になっておりますので」

「分かりました。立花さんの事

好きでした。」

「私もです。じゃあ」と

電話を切った。
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