パーフェクトな彼氏彼女
「何妄想してんの?」
「も、妄想!?」
「声大きいよ、レンちゃん。ここ電車の中なんだから、静かにしなきゃね?」
遥くんがそんなこと聞くから、声が大きくなっちゃったんだもん…!!
「妄想なんてしてないもん!!」
「そう?じゃあ何考えてたの?」
「これからは、たまに家出してあげようかなって考えてたの!!」
「その家出先は俺ん家ね?」
え?
そ、それは…ね?
「あ!!この駅で降りなくちゃ!!」