先生と私のたった一度の恋

8

「大広間に行きましょう」

奈々先輩がカチャと眼鏡を直しながら私の手を掴んだ。

私は、連れていかれるがままに大広間に行った。
扉を開けると、
パンパンッとクラッカーがなった。


「え?」


その大広間には先輩達がいた。


「ようこそ!生徒会へ」


先輩達は、私の為に歓迎会を開いてくれたらしい。
テーブルの上にはたくさんの料理が…

「うわぁ…誰がこんな料理を…」


すると、ガチャリと扉が開いて入って来たのは燕尾服の黒い男。

「あぁ…はじめまして。
この寮の執事をしております。
荒木 紫庵(アラキ シアン)と、申します。」


「執事…さん?」


私が紫庵さんを見るとニコッと笑ってくれた。
つられて私も微笑み返した。



「そう!この学校の寮にはそれぞれ、執事とハウスメイドのどちらかが就くんだ。」


りりんちゃんが、私にそう教えてくれた。
私は、へー。と相槌をうちながらも、視線は先生に向いていた。


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