先生と私のたった一度の恋

5

後ろを振り返れば、
女の子が(こちらはちゃんと制服着てる)机の紙を見て
睨んでいた。



「あぁ?なんだよ」

私を睨む。
女の子は、困惑している私を見てまた舌打ちした。



「ど、どうしたの?」


勇気を振り絞って、話しかけた私。


女の子は、机にある名前の書いた紙を指して、


「これって、完璧ガキ扱いだよな?
ムカつく。」


女の子の怒ってた理由に私は笑ってしまった。


すると、女の子はニヤッと笑って


「名前は?」


って聞いてきた。


「中村 儚だよ〜」


ヘニャって笑いながら私は女の子に名乗った。
すると、女の子は私の頭をガシガシッと撫でてくれた。



「私は、樋口 雅(ヒグチ ミヤビ)。」



雅が言うと同時に、クラスの扉が開いた。

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