4月1日の告白


エイプリルフール‥


それは子供のアタシたちにとって一大イベントだった。


だって、いくらでも嘘ついていいんだもん。

逆に言えば、どんなコトだって“嘘”に出来てしまう。




だから出掛ける前なんかは一生懸命うまい嘘を考えてた。




『実は俺‥引っ越すコトになった』


「嘘でしょ!?」


『うん、嘘♪』



でもアタシは毎年のようにアンタの嘘に引っ掛かって

思うつぼだったっけ‥。





あの頃は2人とも幼くて、

一緒に居るのが楽しくて親友みたいだった‥




でもね。





アタシの感情はいつからか違うものになっていたんだ。



“男友達”

じゃない。




いつのまにか君はアタシの好きな人になってた‥




.
< 1 / 139 >

この作品をシェア

pagetop