4月1日の告白

衝撃





それから数日後、

アタシはいつも通り学校に行く支度をしていた。



今日はすごい寝ぐせがついていて、アイロンでも直らない。


仕方無く髪を結んで家を出た。




―あれからアタシと正は仲良くなり、
お互いを呼び捨てするようになった。


でも、告白のコトなんか何も無かったようにサッパリとした関係。


むしろ忘れていたぐらいだった。






そんな時だった…



アタシの脳裏に衝撃が走ったのは。






『おはよー明日香』

「おはよー」



いつものようにすれ違う友達に挨拶しながら教室に入る。




―うーわ…やだなぁ




アタシは教室の中の光景を見た瞬間、

また出たくなった。




理由は、他のクラスから集まってきた目立つ男子がたくさん居たから。



アタシはこーゆー男子の集団が嫌い…


いっつもエロい話で盛り上がってんだもん。





とりあえずカバンは置かなくてはいけないので、

自分の席に座る。



さっさと中身を机にしまってしまおう‥




そう思って手を速く動かしていた。





――――と、その時、



気にさわる言葉が耳に入った。








『おい敬太!お前、城山と手繋いだのかよ』





敬太……?




城山……?




何の関係があるの?



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