恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~
でも、これで最後で最後ってわけじゃない。
逆にこれからはじまるんだ。
だって、こないだはじめて映画を行ったときの帰りしな……、
「今度はオレがわんこちゃんを映画に誘う」
「見たい映画が決まったら部活のとき声かけるから」
……そーいうふうにセンパイは言ったし。
だから“いつ言われるんだろう? いつ言われるんだろう?”とワクワクしながら、毎日、部活に出てたんだけど、以外に早くセンパイはその週の水曜日に声をかけてくれた。
要領が悪く、最後までひとりで残って後片付けをやらされていたあたしが制服に着替えて校門を出ると、そこでセンパイが待っていてくれたんだ。
すでに封切られて3週目になるハリウッド映画だけど、まだ見てなかったからとセンパイは言い、そして日曜日の朝、映画館の近くの公園の噴水前で待ち合わせることにした。
一つ一つは小さな“点”が、つながって“線”となり、大きな何かを描き出す。
それと同じように、あたしの中のいくつもの小さな“想い”が、つながって“夢”となり、そして、これからはシアワセな毎日を描き出してくれるんだと、あたしは思う――――
逆にこれからはじまるんだ。
だって、こないだはじめて映画を行ったときの帰りしな……、
「今度はオレがわんこちゃんを映画に誘う」
「見たい映画が決まったら部活のとき声かけるから」
……そーいうふうにセンパイは言ったし。
だから“いつ言われるんだろう? いつ言われるんだろう?”とワクワクしながら、毎日、部活に出てたんだけど、以外に早くセンパイはその週の水曜日に声をかけてくれた。
要領が悪く、最後までひとりで残って後片付けをやらされていたあたしが制服に着替えて校門を出ると、そこでセンパイが待っていてくれたんだ。
すでに封切られて3週目になるハリウッド映画だけど、まだ見てなかったからとセンパイは言い、そして日曜日の朝、映画館の近くの公園の噴水前で待ち合わせることにした。
一つ一つは小さな“点”が、つながって“線”となり、大きな何かを描き出す。
それと同じように、あたしの中のいくつもの小さな“想い”が、つながって“夢”となり、そして、これからはシアワセな毎日を描き出してくれるんだと、あたしは思う――――