あたしの好きな人【短編と名乗っていい頁数かな?】
「今回は隣国で過激派の環境保護団体と軍隊の衝突があったから、緑風の居る場所まで飛び火するかも知れないって思っちゃって気が気じゃなかったよ。」


そんな事を言いながら、みぃちゃんに寄り添うように隣に立って。


そうしてごく自然に、お互いに唇を寄せる。


それはまるで映画の1シーンみたいに素敵に決まっていて。


2人の間では息をするぐらいに当たり前な行動で。


そんな事、よぅく解っているはずなのに。


みぃちゃんを見上げるヨシ君の表情を見たあたしの胸のどこかが、キュウッと音をたてる。
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