君を愛してる 〜だから死にたい〜
愛せる人?
 生涯一度っきりの高校2年の夏休みが終わり、生涯一度っきりの高校2年の2学期が始まって一週間。

 ……聡には2回あるかも知れないが。

 リミットまでついに後3人まで迫っていた。

 半分諦めかけていた俺は気付いていなかった。

 既に遅かった事に――

 そう、遅かったんだ。

 夏の陽射しが焼いていたのは肌だけではなかった。



 そしてこの日から運命の歯車は回り出していた。


 絶望とゆう名の未来へと俺を運ぶ為に――
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