自閉症児の育児日誌
だが、必ずやってくるプレッシャーから開放される時間。 弾けた彼女を宥めるのは容易ではない。精神的にも肉体的にも、最も疲れる作業である。とりあえず学校から出れば何事も無かった様に落ち着くのだが、出るまでが大変なのである。彼女が好きな図書室へ行って好きなだけ本を見て少しずつ気持ちを沈める、みなと教室で好きな事をして沈める…。当時私がやっていたのがこの二つ。落ち着いてしまえば、すんなり車に乗り帰ってくれる。四年となった今は、自分から逃げる様に教室を出て行き、駐車場までダッシュする。車の中で好きな音楽を聞きながら気持ちを沈める事が出来る様になった。凄い成長ぶりだ。
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