秘密な時間



間違いない



あの子だ…



「こんな所で中山さんに会えるなんて嬉しい~」



「………」




聞きたくない




中山さんの腕を掴む手力が入る




「中山さんは今日のご飯何にするんですか?~

私~、中山さんと同じメニューにしようかな~

あッ!そうだ~。どうせだから~私の手料理にしちゃいます?~」




なんで?



なんでそんな事言えるの?



私が隣にいるのに…



まるで私の事見えてないみたいにどうしてできるの?



それとも私が本当に透明人間になっちゃったの?




「…お前誰だ。邪魔だ!退けろ」




中山さんの冷たい声が響く







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