僕はあなたの狗だから
第二幕「はじまり」
ブブブブ…


携帯のマナーがポケットの中で震えた。

先生にばれないように携帯を見るとメールが来ていた。


誰だろ?


携帯には「里奈」


里奈ちゃんか…


なんだろ?


「今日の放課後少し話しあるんだけどいい?」


…なんの話しかな?

「いいよ」


送信っと。





そしてしばらくして学校が終わった。


「里奈ちゃんに話しあるって言われたんだけど行ってきていいかな?」


「どうぞ。」


「じゃあ行ってくるよ。」



僕は里奈ちゃんに呼ばれた図書室に向かった。


放課後の図書室には誰もいない不思議な静けさがあった。


ガラガラ


振り帰るとそこには里奈ちゃんが立っていた。
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