キラキラ☆サン ビーチ

熱い顔には冷たい氷水

午前中の練習も終わり、お昼になった。



「愛川ちゃん、一緒にお昼しない?」


汗を拭いながら2年生の人が声をかけてくれた。


「俺ら1組なんだ。
もしよかったらどう?」


彼が体育館の入り口付近を指差し、そっちへ視線を移せばなんとなく……見たことのある顔がちらほら……



「どう?」


うーん……
誘って貰ったのはありがたいけど……




「ごめん、用事あるからまた今度ね」


「そっか…
わかった、また今度」


今は行かなくてはならない場所がある。



「桐谷知らない?」


「陽太?
わりぃ、知らねぇや」



あたしが体育館に来たときからずっと桐谷の様子がおかしい。


昨日はちょくちょくあたしのとこに来てサボっていたのに、今日は1回もサボりに来なかった。


サボらないのが普通って言えば普通なんだけど……


桐谷の場合はサボるのが普通みたいだし……







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