鏡の中の彼と彼女   ~第二章~
どんな啓吾さんでも桂さんでも変わらないですよ私の気持ちは


小声で囁いた香織の言葉は啓吾に聞こえていた


嬉しくて抱き締めたい気持ちを隠して聞こえなかったフリをした


このまま家に帰って閉じこめたくなる…もう君無しではいられない


そんな気持ちを押し殺して修夜の待つ事務所に向かった
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