明日への扉
「経験ないけど…いいかな?」



美穂の声は迷い半分、やる気半分って感じ。



「もちろんOKだよ! 先輩にも高校から始めた人いるし。」



中にいた他の子も、元気に言ってくれる。




「じゃ、二人ね!」



同じクラスの子が明るく笑う。



「待って! 美穂は卓球でスポーツの経験あるけど、私は全く何もやった事ないの…」



即、入部の雰囲気で、慌てて口を挟んだ。




「大丈夫だよー。とりあえずやってみて、無理なら辞めてもいいし。辞めにくいって事もないよ。」




そうかなー…



でも中学の時、テニス部に憧れたし。



美穂がいるなら…




そう思って、私も入部する事にした。







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