生徒会長のキッス♪

「失礼しまーす。」




ゆっくりドアを開けるとそこにはゆったりとした大きな椅子に座っている“神尾仁”だと思われる人がいた。






「放送してから5分で来たか……まあ最初は許してやるか。」




ぼそぼそと下を向きながら呟いていた。




「あのー……神尾…仁さん?……ですか?」





するとハッとした表情でその人は顔を上げた。


そしてあたしと目があった。


よく見たら顔はかなりのイケメン。


髪は茶髪で少しワックスで遊んでいた。


服装は……校則ギリギリくらいの緩めてあるネクタイにワイシャツは第二ボタンまで開いていた。





「そうだけど。……ってか美桜はさっき会ったばかりのやつの顔も覚えられないねーのか?」


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