【実話】星になったキミへ
まこちんは、一人暮らしをしている。



今日は、彼女は来ない日。



私は、高鳴る胸を抑え、まこちんの家へ向かった。


゛なんか、新鮮だな。この感覚。 ″



チャイムを鳴らすと、上半身裸のまこちんが出てきた。



「わっ!ちょっと!何で裸なのよ!!」



慌てて後ろを向く私。



まこちんは…と、いうと、


「アハハ、ごめん、ごめん。シャワー浴びててさ…」



「言い訳はいいから、さっさと服着て!」



「はいはい。どうせ、後から見るのに…。」



「はぁ!?」



「何でもないでーす。」



楽しそうなまこちん。




そっか。



そだよね。



今日、するわけで…。



ヤバッ。



また、ドキドキしてきた…。



「りんちゃん、まぁ座って。」



「う…ん。」



私は、ソファーに腰かけた。



部屋をぐるりと見回すと、


「うわー。男の人なのに、綺麗にしてるんだねー。」


「まーね。掃除が趣味みたいなもんだし…。ほら、カシスオレンジ。」



「わーい。ありがとう。カシスリキュール置いてるんだ!?」



「うん。友達とか来た時に必要だからね。」



「へー。」



なんか、大人の男の人って感じだなぁ。



私は、カシスオレンジをもらうと、一気に飲み干した。
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