【実話】星になったキミへ
結局、みらいが帰ったのは明け方だった。


全部を話した。


健への想い、かすみちゃんのこと、健のかすみちゃんへの想い、この間のH、そして…


避妊してなかった事…

みらいは、私の話しをずっと聴いていた。


時には怒り、時には涙をこぼしながら…


みらいの言葉はこうだった。


「まず、避妊してなかったりんが悪い。勿論、健も悪いんだけど、あいつに責任はとれないよ!はっきり言うけど、子供を産むことに私は反対。りんはまだ21だし、はっきり言って、健の子供を産んでも、育てられない。現実を見て!!健にそれだけの収入はないし、りんも考えが甘い。…て、いうのが私の本音。後は勿論、りんと健の問題でもあるし、りんのお母さんにも話さないといけないから、そこは話し合って、結論を出すこと。
でも、これだけは言っておくけど、今までりんを見てきてはっきり言えるのは、現実を見なさい…と、いうこと。
キツイかもしれないけど、今の現実を受け入れてから答えを出して。」


「かすみちゃんの件はどうしよう…」


「は?かすみちゃん?元カノでしょ!?今は元カノの心配しているよりも自分の現実を見なさい!!こうしている間にもお腹の子供は育ってるんだよ…
また、なんかあったら連絡して…」


と、言ってみらいは帰って行った。


みらいの言葉は、いつもキツイけど、それだけ私の事を考えてくれているからだと思う。

いつも、的確な意見をしてくれているのに、私は常に、みらいの言うことをきかずに暴走していた。


いつも、ありがとう、みらい…
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