【実話】星になったキミへ

幸福な時

次の日。



私達は家へと向かった。


安定剤にまだあまり慣れてない健は、運転が出来ない。



ので、運転は私がするコトになっている。



「りん。急に行っておばちゃんびっくりしないかな?」



「大ー丈夫。あの人もわたしのおかげで鍛えられてるから。」



家へと到着。



上がると、お母さんがリビングにいた。



「りんちゃん!?それに健くんも!どうしたの!?」



驚く母に私は、



「健に健斗を見せに来た。」


「………そう。部屋に寝かせてあるわよ。」



「ありがとう。お母さん。」


母は、何も言わなかった。


きっと、言いたいコトは山ほどあるだろうに……。



部屋に入ると健斗が眠っていた。



天使の寝顔だ。



久しぶりに見る健斗に、涙が出そうになる。



゙ごめんね。健斗。こんなママで……。″



私は健に、



「これが健斗だよ。」



「………可愛いな。」



健が健斗の手を触る。



健斗は一瞬、ピクッとしたが、すやすや眠り続けている。



「抱いてもいいか……??」



「いいけど…。起きると思うよ。」



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