【実話】星になったキミへ

薬物依存性

いつしか、私は飲み歩く事をやめた変わりに、痛み止めの注射を打ちに行くようになった。


これを打つと、意識が朦朧とし、ふわふわと雲の上にいるような感覚に陥る。


何より、嫌な事を忘れ、いい想い出しか頭に浮かんでこない。


゛現実逃避″


そんな言葉がぴったりだ。


自分でもいけないとは、わかっている。


でも、やめられない…

こんな気持ちのいい事、やめられる訳がない…


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