【実話】星になったキミへ
健の父親は、殴っている時は、健が自分の子供だという事がわからなくなるという。


健の母親のことも、自分の妻だということがわからなくなる。


健は、中学の時に、母親を殴る父親をバッドで半殺しにしたことがある。


健の姉はそんな家庭に嫌気がさし、県外へ逃げるようにして、出ていった。


健の母親は、すがるような思いで、宗教に入信してしまった。


そういう理由で、健は精神病患者を嫌っている。


トラウマ的なものもあるのだと思う。


そして、精神科の世界を知っているだけに、受け入れることができないのだろう…


どうしよう…


ばれたら、絶対軽蔑される…


一応、長袖を羽織っていこう。


ばれたら、その時はその時だ。
< 41 / 315 >

この作品をシェア

pagetop