オレサマ狼×泣き虫羊
仔羊はシンデレラ





「あ゙あ゙…ぐる゙じい…」


「何キサキ。口ん中ゴハンだらけじゃん!」





修学旅行も無事に終わったある日の朝、教室であたしは咲子にうったえていた。



「ぶん゙。ぼやじぶじやじいべられだ…」


「は。なんて言ってんのっ?」




「これはきっと「うん。親に無理矢理入れられた」って言ってんじゃねえの?」



「ありがと…ってモリ?!」


「悪いか。」



「いや…なんでこんなとこにいるのかなって」



「ココ教室の入口だから。つーかジャマ」





「何それひどーい!」



二人はふつーに話してますが、
ていうか、ていうか、








「だずげで、ざぎご…」



「何て言ったの?」と絶対わかるであろう言葉をとぼける咲子に山森くんが言ってくれた。







「助けて咲子。お前に助け求めてるんだよ」





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