━好きになってはいけないヒト━


「男だからわからないかもしれないね――。女は色々と複雑なの。

美樹はきっと、自覚がなさ過ぎる世莉にイライラしてる。それと、美樹は世莉がに色んな人と気軽に話すことが出来るところ、うちらにとっては憧れなんだけど、美樹にと憧れじゃなくて―…、嫉妬に変わってるんだと思うんだよね…。なんでかはわからないけど」


「…うん、だからそういうこともあってあんなこと言ったんじゃないかなぁ?
まぁでも、これはうちらの憶測だし美樹がどんなこと考えてるかうちらにはまったくわかんないから、本当はどう思ってるかなんてさっぱりわからないけどね」


「そういう感じなんだ…。今ちょっと頭が混乱してて理解出来てない状況だけど、なんとなくわかった…サンキュ」


「「どういたしまして……」」


「あっ壱樹時間ヤバいよ!世莉と一緒にみんなを並ばせないとっ」」


「うわーっ、マジだっ!おーい世莉、時間だっ」




「きゃーっ、ホントだ!」


「みんな廊下に並ぶよー。男女各1列の出席番号順で!!」


「とりあえず、あたし達は一番前に並ぶんで!
したらお願いしまーす」



「「「はーい!」」」



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