蜜愛

相手の心を

初めてあの瞬間

侵蝕した二人は申し合わせて。


セイタくんは

セイタに託された……



冗談じゃない。
嘘でしょ。

私、知らない。
だから助けにも行かなかった。
行かせなかった。


それなのに。


セイタの腕の中で泣きじゃくるセイタくんにはもう今



セイタしか



いないじゃない



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