蜜愛

私は。

蜜柑にも、遺伝子の記憶という

『蜜壷』が存在していて、


マサヤでもなく、私でもなく、

彼女が引き寄せてくれたのではないかとさえ、思う。


それほどに、彼女はマサヤとよく似ていたし、

蜜柑は自分から

『パパ。私一緒にお風呂、入ってもいいよ』

と言って、彼を泣かせたりして

私は

自分の罪につき落とされる気分になった。


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