蜜愛



――オレ、達――

オレ ト コドモ



――わたし達――

ワタシ ト アナタ



やはりまだ絶望的に埋まらないこの溝。
言葉の端々で感じる

アナタとワタシの距離を。


――埋めたい。


彼にとっては

『あかの他人』の子まで使って


なんとか彼に寄り添う私は


まるで寄生虫みたいだ。



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