キスに恋して…3
「食ったら帰るぞ」


「はい」


私は空になったケースをビニール袋にまとめた


「コンピューター消したか?」


「はい」


「よし」


私達は一緒に病院を出ることになった


皆車通勤だから、駐車場までが同じ


「ありがとうございました」


一応、お礼だけ…


「忘れ物して戻っただけだ。それにたこ焼き食いたかったからな」


「そうですか」


この時の私は、原田先生は不思議な人だな〜としか思っていなかった


優しいのか意地悪なのかわからないまま、月日が流れ、普段と変わらず仕事をしていた






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