-雪女郎- 千寿
第十二夜
「いやぁぁぁぁッッ・・・!!」










満月の夜。










女が泣き叫ぶ。










「し、信一・・・」










愛しの・・・









愛しの男を求めて・・・










その本性がどうであろうと・・・










その男なしでは生きられなくなってしまったのだ。










これほど醜いことがあろうか。
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