愛すべき君へ
「ごめんなさい...」
莢花と名乗る女は
僕に向かって謝った。
「真璃南なのか...?」
そう聞くと
莢花と名乗る女は
黙ってうなずいた。
「俺のこと...
だましてたんだ。」
「違う!!聞いて叶!
ちゃんと話したい...」
真璃南は僕に
抱きついてきた。
今更こんなこと...
なんて思ったけど
僕は欲求に逆らうことなんて
できやしないんだ。
「愁悟ごめん。
先行ってて。」
そう言ってから
僕は真璃南の手を引いて
屋上へと向かった。