狂者の正しい愛し方



『晴姫と同じ物が飲めるんだ。
嬉しくない筈がない。』



幻 聴 な ん か じ ゃ あ り ま せ ん で し た 。


この時の佐薙さんの意味合いとしては、

私の飲んでいた種類のジュースが飲めるから嬉しい、というものではなく…


私が飲んでいたジュースそのものが飲めるのが嬉しい、という気持ちだろう…。



屈託ない笑顔でなんてことを仰るのあなたは…!!


その時、私はある単語を思い浮かべた。



“変態”



“ストーカー”



“精神異常者”



そのどれも今の佐薙さんには、面白いくらいしっくりきていた…。


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