あたし死んだって誰も悲しまないの?

「も―! みんな優木ちゃんの事誤解しすぎっ」



と言って怜を引き止めていた15人ほどの女子の方を向いて言った。



「優木ちゃん、確かに暗いかもしれんけど超いい仔なんだよっ」



そう言われて初めてあたしは生きた心地がしたんだっ



あの時クラスに怜がいなかったら、



きっと… いや、絶対に孤立したままだっただろう。



あの日からあたしはみんなと仲良くできるようになった。



家は相変わらず地獄のようだったが



友達の事を思うと頑張れた。



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