伝説プリンセス
おかしい。
こんな安全第一な乗り物が急にスピードを出すわけない。
故障しているのか?
「もぅつまんないじゃない~。」
乗り物が喋ったかと思った。
でも、違う。
「あの子たちを見捨てる気?
そんなKY的なことさせないわよ~。」
どう考えても洞窟で現れたあのお化けだ。
オレに付いてきたのか。
「って、勝手に操縦すんな!」
「ダ~メ!助けに行くのよ~!!」
オレはハンドルを力強く回すが動かない。
(お化けのくせになんつーバカ力だ。)
目の前に現れたのはデッカイお城。
城の真ん中にはライトで
『Happy Castle』と筆記体で書いてある。
「おいおい、城に突っ込む気かよ…。」
「ご名答☆」
「って、マジかよ!?
オレまでお化けにす…」
城の壁が目の前に向かってきて
オレはとっさに乗り物の中に隠れた。
ゴゴゴゴガアァァンッッ!!