伝説プリンセス

その心は?



~Hunter~


「ジャマだジャマだ!!!


 どけどけぇ~~~!!!」




もしかしたら、どんな仕事をするより


"盗賊"という仕事が一番オレに似合うのかもしれない。




街中、オレを捕まえられる者はいない。



オレは気持ち良く走る事が出来るのさ。




「待てぇー!!!」



後ろから物凄い足音が聞こえる。



「だーから、待てと言われて待つわけ…」



後ろを振り向くと



今にもオレに飛びつきそうな


姫様と執事と戦士がいた。




ズタンッバタンッ!!!



3人分の重荷とともにオレは地面に倒れた。





「ぐっぐるじぃ~~~~っ」



「ギブって言わないとおりないぞ?!」



「ぎっぎぶ・・・」



小さな声でそう言うと彼女らはゆっくりと


オレからおりて、オレは大人たちに体を縄で縛られた。

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