【甘甘】逆ハーレム？〜変人先生にしかモテません〜【

さすがにしょっちゅうこんな感じ？で慣れているあたしでも、今のはやっぱり照れて真っ赤になってしまった。



あたしの頬を見つめ、ムッとしたのか零先生が、源先生を珍しく睨み付ける。



｢可愛いな。ヤキモチ？｣



クスクス笑って源先生が、零先生の頬をツンツンつつく。ムッとしながら零先生は、その指をバシッと掴むと、乱暴に払ったのだ。


｢痛いな…なんて…別に痛くないけどね？｣



｢フン…｣



そう言って零先生は、そっぽを向いた。


少し、子供みたいだよね。零先生…でも、何気に可愛いよ。零先生…



｢源先生って、なんで臨時なんですか？｣



前から聞きたかった事をあたしは、上目遣いで聞いてみる。昔、誰かが言っていた。上目遣いは男子は弱いわよと…



｢っ…｣



え？



ぎゅっと強く抱き締められる。背中から伝わる源先生の暖かい体。



グイッと零先生に腕を引っ張られ、あたしは、零先生に抱き締められた。
顔をあげると、ムッとしたまま源先生を睨みつけている。