キラキラにデコレーションしてある空羽のケータイを開く



このケータイのアドレスの中で空羽が亡くなった事を知らないのは




行きつけの美容室と


今メールを送ってきた



新堂 伊織だけだろう



《明日、午後2時に空羽ちゃん家の近くの公園で待ち合わせだよね。楽しみにしてるから
それでは、おやすみ》





ケータイを解約したくなかったのは空羽の夢を叶えるため




このケータイを持って明日




私が空羽の夢を叶える




空羽は私の中にいる



空羽



楽しみにしてたデート



やっと本当に明日だよ




胸に手をあてて
空羽に話しかける




空羽




私の中で 明日 デートしようね





空羽の大好きな新堂さんと



最初で最後のデートしようね






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