ちぇりっしゅ 修正中^^

――10分後

「森山ちゃん……超可愛いっ」

「梨紗っ まじすっげーな」

完璧にメイクされて

完璧に髪の毛セットされたあたしに由海と壱が騒ぐ

「……。」

奏君は黙ってあたしを見ていた

なんとなく

あたしも奏君をじぃっと見る

ガン見

「………うーん やっぱり嫌だな」

「へっ?」

嫌?

こんなにバッチリなヘアメイクでも納得いかないのかな

「監督ー ちょっといいですか?」

奏君は遠くでスタッフに指示を出している監督を手招きした

「やっぱこのドラマなしで」

「「………。」」

「俺ドラマ出ません」

「「……え?」」

まわりの人たちの顔に?マーク

もちろんあたしも

由海も壱も

誰1人状況が理解できない

「ど…どうしたの?急に……体調でも悪いんですか?」

さすがに焦る監督

奏君に言い寄る

「だーかーら 出る気なくしたわけ」

奏君は顔色1つ変えず淡々と言った

自己中

「ねっ 今回は別の特番にしましょうよ ドキュメンタリー」

「で……でも今日のために準備してきたのに」

「拒否るんなら俺 出演しませんから」
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