～spread road～

ﾌﾟﾛﾛｰｸﾞ

???「あ～毎回思うけど学校つまんねぇ～」

一人の少年が、学校の屋上で仰向けに寝っころなりながら言った。


???「そうかな？あたしは楽しいよ？ﾕｳだっているし、あとﾋﾛもいるし。」

少年の横に座っていた少女が言った。

ﾋﾛ「俺はついでか?………ﾐｻﾄ」

少年（ﾋﾛ）が隣りに 座ってた少女（ﾐｻﾄ）に言った。

ﾐｻﾄ「ちっ…違うって。」

ﾐｻﾄが慌てながら言う。

ﾋﾛ「まっ、いっか」


ガチャン


???「お前ら………またここで授業サボってたのか……」

ﾐｻﾄ「あっﾕｳ！」

屋上に来た少年（ﾕｳ）にむかってﾐｻﾄが叫ぶ。

ﾋﾛ「よぉ！」

ﾕｳ「『よぉ』じゃねぇよ！お前らが毎回授業サボって毎回俺が連れ戻しにくるんだろが！！」

ﾕｳが少し怒りながら２人のもとへ駆け寄りながら言う。

ﾐｻﾄ「ごめんね………?」

ﾐｻﾄがﾕｳに涙目&上目遣いで言う。

ﾕｳ「うっ……わっ分かればいいんだよ。」

ﾕｳが少し戸惑いながら言う。

ﾋﾛ「ごめんね………?」

ﾋﾛもﾐｻﾄの真似をしてﾕｳに謝る。

ﾕｳ「………ｷｼｮ」ﾎﾞｿｯ

ﾋﾛ「ｷｼｮってなんだよ！酷くね?」

ﾕｳは小声で言ったつもりだが、ﾋﾛには聞こえていた。

ﾕｳ「早く教室戻るぞ～」

ﾋﾛの言った言葉に対し無視するﾕｳ。

ﾋﾛ「無視した………」

ﾐｻﾄ「そうだね、戻ろうか。」

ﾐｻﾄもﾋﾛを無視して、ﾕｳに言う。

ﾕｳ「だな…」

そう言いながら屋上を出ようとする。

ﾋﾛ「マジですいません。だから無視しないで………」

ﾕｳ「ふぅ…さっさと行くぞ」

ﾋﾛ「へぇ～い」

ﾐｻﾄ「うん」

そう言って３人は屋上からでていった。