[ ne・o-Child ]

トントントン――

聞きなれない音。

アイマスクをはずすと

『うっ……』

眩しい!一気に太陽の光が目に入る。

目を細め体をねじるとハルの姿が

「あっ、起こしちゃった?ごめんねREN。」

『ん?全然……』

自分が眠ってたことに驚いていた。

物音に気づかないはずはない。

よっぽど疲れていたか?

体を起こし、キッチンのハルの側に行く。

『水ある?』
と声をかけると

「うん。冷蔵庫」と包丁を持った手で指差す。

冷蔵庫を開け、2㍑のペットボトルの水をラッパ飲みにしようとしたら

「RENコップに移して!
女の子なんだから!!」

『チッ、うざいなぁ…』

「あっ!後、汚い言葉は禁止!俺。はダメだよ女の子が。私か・・・RENねぇ~。でもいいよ。」

『言わねぇ~よ!!』


「かわいいのに。」

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