妹の恋人は姉の彼氏の従弟Ⅱ
「あ、あの……」

私は電話の向こうにいる海堂に問いかける

「やっぱ、紫音に会いたい」

「は?」

「今の紫音の顔が見たいよ」

「み…見なくて良い!」

私は携帯を耳から外すと、電話を切った

私と海堂
7年間の生き方が全然違った

これからは重なるのかな?

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