ワンダー・ランド



パシッ



差しのべられた高光の手をとっさに払う



払ってからヤバイと思い青ざめたが、高光にとって何ら問題はなく、亜理子の顔に手を添えた。



「そんなに怖がらなくていいから」



何が可笑しいのかクスクス笑う



そしてチラリと怜於をみて



「今は何もしないから」



そういいながらオデコに軽くキスをした



「なッッ」



気持ち悪いッッ!!!



何もしない言っときながらしてるじゃないッッ!!!


とっさに離れオデコをごしごし擦る



「単なる社交辞令なのに失礼だな-。……まっこれからはもっと凄いこと毎日してあげるから覚悟してね」


そういいポンポンとあたしの頭を触ると、クスクス楽しそうに部屋を出ていった






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