もちろん同じクラスにいた彼女にはめもくれず、むしろ、やっぱ地味。仲良くなんかできねー。なんて見た目で決め付けていた。

ようは自分がいじめられるのがこわかっただけ!

それなのにつるみはじめた奴等がどちらかというと派手なタイプだったという事もあり、自分に嘘をつき笑ったり話をあわせていた。

そんな自分も大嫌いだった……。けどそこからは抜け出せない。いじめの対象になるよりはまし。

けど女同士の友情ってもんは作りやすく壊れやすいもんだった。

約束をやぶれば裏切り

話をあわせなければうざい。

笑わなければ空気よめ

そんな意味わからない友情ごっこ。時にはぶられ、はぶりを繰り返していた。すでに信じられる友達なんて1人もいなかった。

次第に疲れまくりの学生生活がつづいていた。

たいして楽しい訳でもないなか1年の半分がすぎていった。いい加減このグループをぬけたい……心の中で叫んでいた。

タイミングがいいのか悪いのか席替えがおこなわれることになった。定番なメンバーと過ごしていた私にとってある意味新鮮な席替え!

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