1年の半分がすぎる頃にはあたりまえのように友達ができていた。内気な彼女にも気のあう友達ができていた。

ごくごく普通に次第に廊下に足をはこばなくなった。特に喧嘩をした訳でもないのにそれ以来彼女と一切話さなくなった。

しばらく話さない状態が続き、ついに彼女の悪口まで言ってしまっていた。

彼女は少し体格が、がっしりしていたし、地味だったという事もあって、私のまわりの友達は彼女を見たら笑ったりしていた。

複雑に思いながらも私は話をあわせる為に悪のりをしていた。

不思議なことに悪口をいいなれちゃうと本当に彼女を嫌いになっていった。そんな私の気持ちの変化にきずきながらも、ためらいもない私に驚いていた。

そんなこんなで私は小学生5、6年は違う友達とずっといた。きっと私達が仲良しだったのを皆がきずかないぐらい過去の事を消して……。

普通に卒業し、それなりに理想を抱きながらも中学に入学した。けど不安が結構あって、中学にもなれば、いじめっというものが存在する事を知っていた。その的になるんではないか入学する前からびびっていた。
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