夢月

育み

「おはよう。美月。」「おはよう。」

午前9時。俺たちは目覚めた。

天気もいいし、なかなかの日和だな…

「あれ? あたし、そっちに寝てなかった?」
「あぁ。夜中落ちたから、入れ替えた。」
美月は顔を真っ赤にしながら恥ずかしそうに「ごめんね あたし、寝相悪いから…」 「別に謝る事じゃないだろ? 気にしないし」

さらに真っ赤になったな…


「二人共、起きてる?ご飯出来てるよ?」 お母さんの声が聞こえる。
「は~い。起きてるから、直ぐに行くね。」
美月は体を起こした。俺も、体を起こした。
「亜希…。前…。ちょっと隠してね…」

?? あっ……
「まぁ、朝は仕方ないだろ…」

男の子は、朝元気な事が多いからな…
気恥ずかしいな。

俺たちは、ちょっと無言になった…
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