君の笑顔に…
第五話 自分の気持ち
「なんかスゴいみたいやぞ、ここのお化け屋敷」



ウキウキしてる渡月が指差したパンフレットを読んでみる



「え~っと、『この屋敷の中には様々な仕掛けがあります。プレイヤーは2人一組で謎を解いて脱出を目指して下さい』、か。なんかお化け屋敷じゃないみたいだね」



「せやろ。なんかゲームみたいで面白そうやな」




目を輝かせながら喋る渡月はあの頃のままで可笑しかった



「何笑ってんねん?」



「いや、別に。子供だな~って(笑)」




「なっ!別にええやんか、こういうの好きやねんから」



すぐに拗ねるところも変わってないなぁ(笑)




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