ミラクル☆レイナ
友情の兆し
それから数日後の事だった


「……三和子ちゃん!」

私が放課後、一人で図書室にいると同じクラスの女の子が話し掛けてきた

名前は確か白河 杏(あんず)さん

図書委員で割と大人しいタイプの子

普段は教室で本を読んでいたり、同じ図書委員の桃山さんと二人でいる事が多い

レイナちゃんが転校してきた日に、私が読んでいた本に興味を持って、レイナちゃんにあらすじを聞いていた子だ

でも、私と話した事は殆ど無い

そんな白河さんが私に話し掛けてくるなんて珍しい
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