夢をみさせて
「もう、愛乃はーーーっ。
何回聞いてんのよ?
ええやんそれで。

なーんで愛乃は
面倒臭いんかなぁ!」

呆れたように麻友が言います。


本当は彼女と
彼の学校の近くで待ち合わせを
しようとはじめ言って
いたのですが

そんなことしたらきっと
私の心臓が破裂してしまうからと

だから私がいつも学校へ行く
三条駅で待ち合わせをして
そから一緒に電車に乗って
彼の学校へ行く事にしたのです。


麻友は
「えーっ!面倒くさいわ」
って言っていたのですが。


やっぱり友達です。

しゃあないなぁと一緒に
行ってくれることになったのです。

< 27 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop