危険な教師~俺様を挑発してみな?やれるならな?~【③】
「あの?もしもし……」



やっぱりまだ無反応だった。しばらくあたしは、眺めていることにした。すると、彼の真っ黒い髪の毛を何かがつついたのだ。



良く見てみると、それは、真っ黒いカラスだった。そのカラスは、彼の髪の毛をずっとつついている。



まるで、キツツキのようだ。同じ場所をずっとつついている。時々彼が、痛いからなのか頭を揺らす。



起きているのかと思えば、まだ眠っている。あたしは、寝ながらする仕草に少しだけ感心した。



ちょっとだけすごいな。この人



「あの……」
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