゚詩作家。アンジュ☆彡
:※:血:※:

‖バトンリレー‖

G線上のアリアが流れる


冷たく湿った空気が流れる


何種もの花の香と


深い悲しみを包み込む


乾いた 香(コウ)の匂い



「もう会えない…」


温かな雫が

頬に幾筋も零れる…




隣の小さな手が 私の手を握る


温かい……


ふと見ると 失った者と 同じ目が


私を見つめている



「あぁ‥母によく似ている……
私にも 似てる…」



母の遺影を 見つめて気付く


母から私に‥

私から娘へ



赤いバトンが 渡されていることを。。。。。。




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